ブレイク・ダニエル・ウッド(Blake Daniel Wood, 1985年8月8日 - )は、アメリカ合衆国ジョージア州アトランタ出身のプロ野球選手(投手)。右投右打。現在は、フリーエージェント(FA)。
経歴
プロ入りとロイヤルズ時代
2006年、MLBドラフト6巡目(全体77位)でカンザスシティ・ロイヤルズから指名され、6月22日に契約。契約後、傘下のパイオニアリーグのルーキー級アイダホフォールズ・チュカーズでプロデビュー。12試合に先発登板して3勝1敗、防御率4.50、46奪三振を記録した。
2007年はまずルーキー級アリゾナリーグ・ロイヤルズで4試合に先発登板し、7月にA級バーリントン・ビーズへ昇格。7試合に先発登板して2勝1敗、防御率3.03、26奪三振を記録した。8月にA 級ウィルミントン・ブルーロックスへ昇格。2試合に先発登板して0勝1敗、防御率4.66、11奪三振を記録した。
2008年はまずA 級ウィルミントンでプレーし、10試合に先発登板して3勝2敗、防御率2.67、63奪三振の成績を残した。5月にAA級ノースウエストアーカンソー・ナチュラルズへ昇格。18試合に先発登板して5勝7敗、防御率5.30、76奪三振を記録した。
2009年はAA級ノースウエストアーカンソーとルーキー級アリゾナリーグでプレー。AA級ノースウエストアーカンソーでは17試合(先発13試合)に登板して2勝8敗、防御率5.83、49奪三振を記録した。オフの11月20日にロイヤルズとメジャー契約を結び、40人枠入りを果たした。
2010年3月31日にAAA級オマハ・ロイヤルズへ異動し、そのまま開幕を迎えた。5月12日にメジャーへ昇格し、同日のクリーブランド・インディアンス戦でメジャーデビュー。4点ビハインドの7回表から登板し、1回を1安打無失点1奪三振に抑えた。8月には腰の故障で離脱したものの、この年はリリーフに定着。51試合に登板して1勝3敗、防御率5.07、31奪三振を記録した。
2011年2月22日にロイヤルズと1年契約に合意。3月21日にAAA級オマハ・ストームチェイサーズへ異動し、そのまま開幕を迎えた。AAA級オマハでは3試合(計5回)に登板し、防御率0.00と好投。4月14日にメジャーへ昇格した。この年は55試合に登板して5勝3敗1セーブ、防御率3.75、62奪三振を記録した。
2012年2月10日にロイヤルズと1年契約に合意。4月4日に右肘の故障で15日間の故障者リスト入りした。5月22日に60日間の故障者リストへ異動し、トミー・ジョン手術を受け、シーズンを全休した。
インディアンス時代
2012年11月2日にウェイバー公示を経てインディアンスへ移籍した。11月29日にインディアンスと1年契約に合意した。
2013年3月11日に前年の手術の影響で60日間の故障者リスト入りした。7月14日に故障者リストから外れ、AAA級コロンバス・クリッパーズへ降格。登録枠が拡大した9月1日にメジャーへ昇格した。この年は2試合に登板して防御率0.00だった。オフの12月2日にインディアンスと1年契約に合意した。
2014年は開幕ロースター入りし、開幕後は7試合に登板したが、防御率7.11と結果を残せず、4月21日にAAA級コロンバスへ降格した。その後はAAA級コロンバスでプレーしていたが、5月27日にDFAとなった。
ロイヤルズ傘下時代
その後、6月2日にウェイバー公示を経てロイヤルズに復帰して40人枠入りしたが、9日にマイナー・オプションでAAA級オマハに配属。同年9月1日に再びDFAとなり、11日に40人枠を外れてそのままAAA級オマハに降格、翌12日にAA級ノースウエストアーカンソーに配属された。9月29日にFAとなった。
パイレーツ傘下時代
2014年11月18日にピッツバーグ・パイレーツとマイナー契約を結び、2015年のスプリングトレーニングに招待選手として参加したが、メジャー昇格はならず。2015年は傘下のAAA級インディアナポリス・インディアンズでプレーし、インターナショナルリーグ最多の29セーブを挙げた。オフの11月6日にFAとなった。
レッズ時代
2015年11月20日にシンシナティ・レッズと1年契約を結んだ。
2016年、2年ぶりにメジャーの舞台に復帰すると、リリーフ陣の主力の1人としてフル起用され、70試合に登板。6勝5敗1セーブ、防御率3.99、WHIP1.44、76.2イニングで81三振を奪って奪三振率9.5という成績を残し、一定の復活を果たした。
2017年8月23日にDFAとなった。
エンゼルス時代
2017年8月25日にウェイバー公示を経てロサンゼルス・エンゼルスへ移籍した。この年は2チーム合計で自己最多の72試合に登板したが、防御率5.45、WHIP1.57と前年から大幅に成績を落としてしまった。
2018年は13試合に登板後に2度目のトミー・ジョン手術を受けることになり、5月下旬以降は全休した。オフの10月29日にFAとなった。
詳細情報
年度別投手成績
- 2018年度シーズン終了時
背番号
- 38(2010年 - 2011年)
- 49(2013年 - 2014年)
- 36(2016年 - 2017年8月22日)
- 46(2017年8月26日 - 2018年)
脚注
関連項目
- メジャーリーグベースボールの選手一覧 W
外部リンク
- 選手の通算成績と情報 MLB、ESPN、Baseball-Reference、Fangraphs、The Baseball Cube、Baseball-Reference (Register)
- Blake Wood stats MiLB.com (英語)




