豊田 景俊(とよだ かげとし)は、平安時代後期の武士。相模国大住郡豊田庄の領主。
略歴
相模国の有力武士団・鎌倉党の一族で、大庭御厨を相伝した大庭景宗を父、同地を継承した大庭景義・景親を兄弟に持つ。名字の地とした豊田庄には父・景宗の墳墓があったという。治承4年(1180年)伊豆国で挙兵した源頼朝が相模国への侵出を図った際、兄弟のうち景親や俣野景久は平家方として頼朝軍を阻んだが、景俊は兄・景義とともに頼朝軍に扈従している(石橋山の戦い)。
脚注
出典
参考文献
- 鈴木棠三; 鈴木良一 編『神奈川県の地名』平凡社〈日本歴史地名大系〉、1984年。ISBN 9784582910339。
- 峰岸純夫 著「鎌倉党」、国史大辞典編集委員会 編『国史大辞典』吉川弘文館〈日本歴史地名大系〉、1983年。ISBN 9784642005036。
- 太田亮『姓氏家系大辞典』 2下、角川書店、1963年。ISBN 9784046227249。




