プベルロン酸(英: Puberulonic acid) またはプベルロニン酸は、分子式C
9H
4O
7で表される七員環有機化合物である。アオカビ属により産生される。

発見

P. aurantio-virens Biourge、P. johannioli Zaleski等の複数種のアオカビの培地からプベルル酸(英: Puberulic acid)と同時に得られることが知られている。プベルロン酸は水存在下で100 °Cに加熱すると脱炭酸によりプベルル酸となる。

性質

七員環構造を持つトロポノイドの一種。HeLa細胞に対して細胞障害性があることが報告されている。

脚注

注釈

出典

参考文献

  • 住木諭介『抗生物質 補遺』 1(1961〜1965)、東京大学出版会、1970年1月1日。https://dl.ndl.go.jp/pid/1383426/1/1146。 
  • 化学大辞典編集委員会 編『化学大辞典』共立出版、1964年3月16日。 
  • 奥貫一男『植物生理化学』朝倉書店、1954年1月1日。https://dl.ndl.go.jp/pid/1374475/1/325。 

関連項目

  • プベルル酸
  • ベニコウジカビ#小林製薬「紅麹」問題

外部リンク


紅麹サプリで有名になったプベルル酸とは? ネオンとイオンの遊びの広場

プベルル酸 直ちゃんの部屋 in Tokyo

プベルル酸とは何?1932年に青カビ派生と特定されるも未知の物質|

【ライブ】「紅麹サプリ」に関するニュース “紅麹”予定していない物質は「プベルル酸」 健康被害原因か 小林製薬が厚労省に情報提供 など

「紅麹」使用製品から毒性が強い「プベルル酸」を検出 小林製薬が厚労省に報告 現時点で腎臓への影響は不明 国内 ABEMA TIMES