ファンタジーコンソール(fantasy video game console、またはfantasy console)とは、 架空のゲームコンソールのエミュレーターである。
概要
現実には存在しない、クリエーターの空想上のゲーム機である。クリエーターがハードウェアの仕様を自分で自由に決めることで、現実のゲーム機のエミュレーションに頼らずにレトロゲーム体験を創造することを目的としている。
有名なファンタジーコンソールの例としてはPICO-8が挙げられ、これはNintendo Switchなどにも移植されたヒット作である『Celeste』(2018年)のオリジナル版がリリースされたプラットフォームとしても知られる 。
PICO-8、TIC-80、Pixel Vision 8といった多くのファンタジーコンソールはプログラミング言語としてLuaを採用しているが、 JavaScriptやPythonなどの言語をサポートしたファンタジーコンソールもある。
2021年11月現在、ファンタジーコンソール「PICO-8」と「TIC-80」は、ゲーム配信プラットフォーム「itch.io」において最も使用されているゲーム開発プラットフォームのトップ20に入っている。
定義
PICO-8の開発者にして「ファンタジーコンソール」という概念の生みの親でもあるJoseph Whiteは、次のように説明している。
開発者の Björn Ritzl は、このように説明している。すなわちファンタジーコンソールとは、アセット作成およびゲームロジックプログラミングのための統合ツールがもたらすユーザーフレンドリーな体験が詰め込まれた、古いシステムの制限されたハードウェアをシミュレートするものである。
関連項目
- プチコン - 2011年リリースのNintendo DS用ソフト。Basic系プログラミング言語を搭載したソフトウェア開発環境。
- PICO-8
- ゲーム機
参照




